2006年4月19日 (水)

FF12クリアで最後の感想

※注意:激しくネタバレなのでクリアしてない人はお気を付け下さい。


 発売日に購入したファイナルファンタジーXII、略してFF12ですが、ようやくクリアいたしました。レベルは平均58で、プレイ総時間は50時間超えるくらいかな。

ファイナルファンタジーXII(特典無し)
スクウェア・エニックス (2006/03/16)

 今まで何回か書いたFF12の個人的感想は「ストーリーが凡庸」「システムはコンセプトがいいけどツメが甘い」というものでしたが、ストーリーに関しては後半かなりがんばった。特にアーシェが契約した辺りから今まで用意しておいた伏線がつながりはじめ、ラダスの正体やらアーシェの婚約者ラスラの謎とかが明らかになるあたりはベタドラマ好きとしては見事にツボ。


 もちろんはりっぱなしで放置された伏線も多々ありますが(なぜヴァンにラスラが見えたとか、フランとバルフレアの関係は? とか)、全部が全部つながらなくても大事な部分はきちんと片づいてたし、もしかしたらサブイベントで明らかになるのかもしれないしそこは目をつむります。惜しむらくはこのくらいのストーリーの山場を、もう少しシナリオの合間合間に細かく挟み込んで欲しかったけど、終わりよければ全てよしかなぁ。あれだけ薄かったキャラが最後にはみんな愛らしく見えたよ。パンネロもエンディングでヴァンとじゃれ合ってる姿が良かった。

 大灯台はすごい長いのに最後のバハムートは一瞬でボス戦というのはちょっと肩すかし。これなら大灯台の上にバハムートがある、って設定でもよかったんじゃないかなぁ。無駄かつ大仰すぎて感情移入できない敵の戦闘アニメーションを削ってでもダンジョン作っておいたほうが嬉しかったかも。大灯台は長いけどマップ自体は単調で攻略感があまりなかったし。


 自分の育ててたパーティーはヴァン・アーシェ、パンネロの3人でしたが、これは激しく後悔。ヴァンはマップ上で強制的に表示されるから気持ち的に外せないとしても、エンディングまで見終わってシナリオ考えるとバルフレアとバッシュのどっちかは入れておきたかった。バルフレアのいつもの口癖、最後に聞いた瞬間はもう涙しましたよ。ストーリー重視の人はぜひバルフレアに思いを込めて育てましょう。


と、ストーリーについては後半の評価が高くなったんですが、ゲームシステムは後半に進むに連れてどんどんひどくなったと思いました。そもそも攻撃魔法が弱すぎて使う気にならず、使う魔法は体力回復系か防御力高める支援系ばかり。召還獣やミストナックもMPゲージを1つ減らすにはしょぼすぎて、素直に攻撃したほうが強い。黒魔法なんて複数攻撃できるぐらいしかメリットないもんなぁ。今回、今までの召還獣がすべて地名や戦艦名になっていて、召還獣がまったく新しい名前だったのも魅力半減の一因か。


さらにライセンスや支援魔法がゲームバランスをぐでぐでにさせる。ライセンスで「ダメージくらうとMP回復」「ダメージ与えるとMP回復」をつけて体力回復させまくりながら攻撃してたら全然MPが減らない。さらに体力を2倍にできる魔法「バブル」、その効果をアイテムで付けられる「バブルチェーン」、消費MPを1/2にするアクセサリとか付けてると、よっぽど強力なモブでもない限り、ストーリー進行上はすごく楽に進めちゃう。せっかくガンビットという面白い仕組みなのに、全然活かせてないよなあと最後まで思いました。


ガンビットもHPやMPは10%刻みで設定できるほど細かいのに、装備の切り替えはガンビットでできないので、飛行系の敵は魔法を使うか手動で装備を切り替えるかしかない。普通の武器で飛行系にダメージを与えられる「遠隔攻撃」というライセンスもあるけど、それを取るには必要なライセンスが多すぎて後半まで手に入らないし。「飛行系ならこの武器」というガンビットが設定できて、さらにその武器を外した場合「ガンビット設定されてますよ」と通知してくれればだいぶ戦略広がったんですが。


 ガンビットが1つだけなのも痛い。レベル上げとストーリー進行とボス戦ではやっぱりガンビットの設定も変わるので、複数のガンビットを用意しておいて、十字キーとボタンの組み合わせで瞬時に切り替えられたらと思った。奇抜で面白いシステムだけど、遊ぶ人のことはあまり意識されてない開発者目線だなぁというのがクリアした後の感想です。


 総論としては「後半のストーリーはよかったけど、FFブランドじゃなかったら買わなかったかも」。戦闘システムはかなり面白いので、それを更に戦略的に楽しめるような改善に期待です。もし「FFXII-2」とか出すんなら、基本的なシステムはそのままにしてそういう細かいところの見直しをお願いしたい。


 あと、ムービーシーンストップも「スタート中に○」というのは間違えて押しちゃうので、「スタート中にL2」とか意識しないと押さないボタンにして欲しかった。おかげでエンディングを1つすっとばしちゃったよorz。その辺りにも気を配って欲しいなぁと思いました。

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2006年2月27日 (月)

WX310Kのミュージックプレーヤー機能でフリー着うた生活

 WX310Kユーザー待望のミュージックプレーヤー機能が本日公開されました。WX310Kをお持ちの方は、本体のファームウェアを最新にアップデートした上で、公式サイト「サイトK」から購入できますよ。

WX310K向け追加アプリ「ミュージックプレイヤー」27日発売
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/27919.html

 しかしながら待望といってもミュージックプレーヤー機能そのものはちと微妙。ATRAC対応というリリース時の話からイヤな予感はしてたんですが、ミュージックプレーヤーで再生できるのはPCからソフト経由で転送したセキュアなファイルのみ。生のMP3は再生できるけどミュージックプレーヤーでは読み込めないという何とも使いづらい仕様です。とはいえ、MP3が単体でファイル再生できるようにはなるので、誰かしらそのままMP3が読み込めるプレーヤー機能を作ってくれれば最高な訳ですが。

ちなみにミュージックプレーヤー機能を購入したユーザーは無償でダウンロードできる「BeatJam for WX310K」もあんまり意味なし。このバージョンだとCDからのMP3リッピングができないし、このソフトでなくてもATRAC転送に対応していれば問題ないので、同じく無料のSonicStageでも十分。元々MP3は別のソフトでリッピングしていて、純粋にWX310Kへの転送にだけ使いたいというのでもなければおすすめはしないかなー。ユーザーインターフェイスはそこそこ使いやすそうではありますが。

ではなにが待望かといえば、MP3が再生可能になったことで着信音が自由に設定できるようになったこと。生のMP3が再生できる携帯電話ってそれだけで前代未聞な気がしますが他にもありましたっけ?

 しかし着信音に設定できるのはminiSDではなく本体メモリに保存したファイルのみ。本体メモリは5.3MBしかありませんから、MP3ファイル1つですら入れるのが難しそう。しかも着メロに使うならオープニングではなくて好きなところから再生したいのが人情ですから、そもそも1曲まるごと本体メモリに入れるって使い方はなさそうです。

 と、前置きが長くなったところで要はMP3の切り出しソフトを使いましょうという話なわけですが。前機種「AH-K3001V」の時はフィリップスの「mobile PhoneTools」というソフトを使ってましたが、これはadpファイルを作るための選択肢であって、今回みたいにMP3が使える場合は意味がない。しかもmobile PhoneToolsだと時々読み込めないMP3もあったのでイマイチ使いづらいのでした。

 で、その道の詳しい方にご教授いただいた上で今回使ったのが「Audacity」というソフト。標準でWAVE/Ogg Vorbis/AIFF形式の楽曲ファイルの編集に対応していますが、そのままではMP3ファイルをいじれません。なので別途MP3エンコーダ「LAME」が必要になります。

窓の杜 - Audacity
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/soundedit/audacity.html

自分の場合は、もともと使っているリッピングソフト「CDex」にLAMEが含まれているので問題なしでした。LAMEは音質などで定評あるエンコーダのようですから、入れておいても損はないかも。ただ、運用はちと面倒な部分があるのですが、それはまた機会を改めて書きたいと思います。

CDex
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=567

AudacityでLAMEを設定する場合、「編集」「設定」の「ファイル形式」タブで、MP3 書き出しセットアップの「ライブラリ検索」を選び、「lame_enc.dll」を指定してあげればOK。CDexを使う場合であれば、ダウンロードして解凍したフォルダに入ってます。

あとは楽曲ファイルをドラッグ&ドロップなどでAudacityに移し、切り出したい部分をテキトーにドラッグで選択。選択した両端までマウスを持って行くとカーソルが指の絵に変わるので、後はドラッグで選択幅を変えられます。選択した領域は再生ボタンと停止ボタンで再生可能。ただし一時停止だと選択範囲に関係なく一時停止してしまうのでお気を付けあれ。より正確に好きな場所で切り出したい場合は拡大も併用するといいですよ。

無事選択が終了したら、あとは「ファイル」から選択部分をMP3で書き出すだけ。WX310Kに持って行く場合、メールだと重いのでminiSDにいったん保存し、「移動」を使って本体に保存するといいでしょう。ただ、ファイル容量にはくれぐれもご注意くださいませ。

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